深夜にラジオをいじっていると。稀にへんな放送「三丁目ラジオ」 が聞こえてくることがある。
だがヘル急便は知っている。それは地獄の三丁目、おそるべき黒縄 地獄から面白半分にながされている放送なのだと。
司会は通常は犬頭羅刹で、今日は二人の司会者と、「浄土が浜」か ら特別ゲストに招かれた男女が一緒に喋っている。
「そういえば朝鮮半島直撃のようですね。中国も水害打撃が凄まじ いようですが、今度は半導体規制でついにトドメですか。コンビュ ータ使うなとか、現代文明から脱落しろって最後通告でしょ? 南無南無」
まず犬頭羅刹の導入に、女が「ここまでやったら、もう天罰としか」と相槌する。
次いで苦渋な青年の声。
「とはいえ敵方(反日利権勢力)の卑劣と姑息もさることながら、 日本人全般の痴呆と無責任と日和もたいそうなものでしたよ」
するともう一人の声がした。茶化すような語調と声からして、馬頭 さんも臨時参加しているらしい。
「まさに奇跡の呆力(ほうりき)と、未曾有の排便力(歴史的な意 味で)でしたな(冷笑)。流石にここまで酷いとは思っていません でしたねー。日和と痴呆を最後まで貫く「謙虚な盲従」「真面目で 協調性溢れる馬鹿」が日本の美徳なのか」
すると深刻そうな青年の声が聞こえた。
「笑い事ではありませんよ。各方面全般ですが、一つには識者文化 人や大学とかの職業インテリとか。理系はまだしも文系とか、オカ マと茶坊主とパヨ売国奴ばっかりと違いますか? そうでもなかったら、とっくに護国支持して反乱でも起きてるぞ。
あいつらの無責任や日和見主義は昔から酷いものでしたが、これ以 上デタラメされて被害増大したらたまらないです」
司会は通常は犬頭羅刹で、今日は二人の司会者と、「浄土が浜」か
「そういえば朝鮮半島直撃のようですね。中国も水害打撃が凄まじ
まず犬頭羅刹の導入に、女が「ここまでやったら、もう天罰としか」と相槌する。
次いで苦渋な青年の声。
「とはいえ敵方(反日利権勢力)の卑劣と姑息もさることながら、
するともう一人の声がした。茶化すような語調と声からして、馬頭
「まさに奇跡の呆力(ほうりき)と、未曾有の排便力(歴史的な意
すると深刻そうな青年の声が聞こえた。
「笑い事ではありませんよ。各方面全般ですが、一つには識者文化
あいつらの無責任や日和見主義は昔から酷いものでしたが、これ以
何しろ前大戦での日米開戦やら日中戦争の泥沼化やらは、共産コミンテルンの裏工作と扇動が大きな一因(目的は自由主義国同士で戦わせて弱体化・不安定化させて「敗戦革命」を起こすこと)。日本やアメリカの政府内部にもスパイが入り込んでいて右派・強硬派を焚きつけ続け、「鬼畜英米」と煽ったのは朝日新聞だったか?(直前まで日英同盟結んでいたのに急に認識が変わる方が難しかっただろう) それで虫けらのように戦死させられたらたまったものではないだろうし、(戦争を起こして悪化させた)元凶(共産左翼)や土壇場での裏切り者(終戦直後の朝鮮進駐軍とか)が主導する痴呆平和主義も最高に愚弄的である(一見は正しいことに嘘を混ぜ込んでくる手練手管w)。
すると馬頭羅刹がまた茶化した。
「みなぎるような大便臭(既に歴史的な糞の山脈が達成か?)と大 量のネズミの気配がヤバすぎますよ。
あとは選ばれた「優良家畜ジャパン」の皆さん方で好きになさって ください」
青年の冷笑するような声がした。
「なんでこんな連中が私の血族だったのか、まったくもって意味不 明だ」
馬頭がヒヒーンと笑う。
「ま、分際を弁えて、子供や孫が食肉にされようが、自分が革を剥 がれようが文句言うなよ。しょせんは「生かしておいて頂いている 家畜」なのだから。こんなこと言うと、どうせ謙虚に居直って平然 としてるんだよな、日本人は」
諦めたような青年の声。
「何回でも同工異曲で似たような過ちをやるに決まっている。生ま れてこない方がマシだったかもしれないガキどもには「日本人に生 まれてきておめでとう」とだけ言っておく」
するとシニカルな馬頭がまた愉快に茶化した。
「おめでたいのは脳天気にパコパコッて繁殖したご両親だなw
せいぜい「規律ある謙虚で真面目でアホな日本人」「美しい土下座 の国」でよろしく」
今度は女の声がした。
「その、ですね。どうせなら靖国に「戦場の女神」像なんかを立て たらどうかと思うんですよ。美人の慰安婦が疲れた兵隊さんにお酒 を注いであげているところとか。ご飯のお盆とか持ったりして。台 湾の看護婦さんが怪我人を手当てして介抱してるところとか」
すると馬羅刹がヒヒーンと笑った。
「学徒兵にらっぱ飲みで飲酒強要ですか? 札束持ってガッツポーズしてる乳出しチマチョゴリの慰安婦に、助 平な日本軍兵士が頭をスカートに突っ込んでるとか? それにしても。台湾人看護婦と日本の学徒少年兵とかロマンがあり ますなぁ、ポルノ的な意味で」
殴る気配と、日本語ではない女の罵声が聞こえた。
「みなぎるような大便臭(既に歴史的な糞の山脈が達成か?)と大
あとは選ばれた「優良家畜ジャパン」の皆さん方で好きになさって
青年の冷笑するような声がした。
「なんでこんな連中が私の血族だったのか、まったくもって意味不
馬頭がヒヒーンと笑う。
「ま、分際を弁えて、子供や孫が食肉にされようが、自分が革を剥
諦めたような青年の声。
「何回でも同工異曲で似たような過ちをやるに決まっている。生ま
するとシニカルな馬頭がまた愉快に茶化した。
「おめでたいのは脳天気にパコパコッて繁殖したご両親だなw
せいぜい「規律ある謙虚で真面目でアホな日本人」「美しい土下座
今度は女の声がした。
「その、ですね。どうせなら靖国に「戦場の女神」像なんかを立て
すると馬羅刹がヒヒーンと笑った。
「学徒兵にらっぱ飲みで飲酒強要ですか? 札束持ってガッツポーズしてる乳出しチマチョゴリの慰安婦に、助
殴る気配と、日本語ではない女の罵声が聞こえた。
※6・7話で「三丁目ラジオ」前後編分割だったのをまとめました。それで第7話は新しく別の話「羅刹きりたんぽ」を入れました(時系列的に)。