三丁目ラジオ(黒縄地獄の海賊放送)で牛頭羅刹と馬頭羅刹が出て
「いやー、靖国で待ち伏せしちゃいましたよ。ほら、朝鮮小ネズミ
シャイな牛頭さんは照れたような声で楽しげに事情を話す。ギリシ
なんでも最初は「仁王像なんてあったか?」などと間の抜けたリア
それからお調子者の馬頭羅刹がヒヒーンと笑った。
「それからコイツ(牛頭)が一人で火の車を引っ張っていって。残
大爆笑の様子だったが、どうやら牛頭が手で馬頭の口を塞いで、全
「めっちゃん(馬頭)、そりゃダメだよ。子供のリスナーが夢の中
馬頭は減らず口を叩く。
「だったら「チベットの死者の書」(バルドゥテェドル、タドルの
牛頭はたしなめた。
「いや、それは文化が違うし、あのお経はチベット密教の哲学を図
「エロスは文化だー! ひゃっほう、千里を駆け抜ける駅弁サービス受付中! そこなキョンシーのお嬢ちゃんも、大人になったらいつでもお相手
おそらく馬頭が暴走し、卑猥な動作でふざけたのか、会場はどっと
だがやがて若い女?(ディレクター?)の怒鳴り声がして急にCM
最後に羅刹女がノリノリで、リスナーへの特別プレゼントに「罪人
* * *
牛頭はあとで(再生治療中の)馬頭に言った。
「なんで羅刹女に怒られたかわかるか?」
「ワイが助平なこと言ってバカやって騒いだからだろ? いつもは笑っとるくせに何を気取ってやがったんだ?」
「違う、そんなことじゃない。あの子(キョンシー)はもう死んで
幸い、飼い犬のチャウチャウさん(実は妖怪仙人)とは無事再会したとか。
※(備考)前後編だった6・7話を一つの第6話にまとめたため、時系列的に適当な新しい話を差し替えで入れました。