北極茶釜:狸沼(たぬま)のブログ

日記・時事問題、自作小説(R指定?)。/「もえるあじあ」「保守速報」や「余命~」とかをよく見てますw

黒犬ヘル急便 12.動物感覚とカーソンの比喩

 

またまたヘル急便(黒い和犬雑種レトリバーで「地獄の使者」)が、九尾の猫殿(町の顔役で「お稲荷さま」もやっている)と世間話をしている。

ヘル急便は後足で垂れ耳を掻いた。
「いやー、ここ何年かは特にキッツイですなー。」

猫殿は顔を洗いながら「何のことか」というふうに目を丸くしている。習性としてヒゲや口回りを綺麗にしたがる動物であった。

「ほら、自分は目は悪いですけど、鼻や耳が良いじゃないですか。それでこの十年くらい、「歴史の大便」みたいな臭いとか、「呆!呆!呆!」みたいな呪文みたいな通底音がうるさくって。年々に酷くなる」

すると猫殿はさもありなんと頷いた。
「うーむー、市やら都や県の議会とかでも、腐った鮮魚の臭いがしますわな。ネズミ男の気配みたいなのが半端なくって、猫でも「軍団だなー」っビビるくらいですわ」

そのとき右翼の街宣車が通りすぎ、猫殿はクシャミをする。

「あれもだにゃ」
「腐った赤魚ですよね」

相槌したヘル急便に、猫殿が声を潜めてヒソヒソと囁いた。

「ところで。この前にキャットフード食べてたら、人肉みたいな変な風味がしたんやが? やっぱり、近隣から輸入した原材料のせいなんか?」

 

     *  *  *

 

しばし沈黙のうちに日向ぼっこしながら、続けて九尾の猫殿が言った。

「動物は賢いから毒は食べない、なんてのは幻想だわな。でなきゃ「毒餌」なんてなりたたない。人間もしょせんは愚かな動物よ。
レイチェルカーソンの「沈黙の春」とかやないけど、植物に有毒化学物質がかかるとかえって美味しくなったりすることがあるとかで、草食動物がバクバク食べて必然の生体濃縮してバタバタ死亡とか

ヘル急便は欠伸をする。
「歪んだ社会の食物連鎖ピラミッドの頂点が反日パヨ利権貴族だとしたら、共謀罪とかも生体濃縮なんですか? 赤潮のときの魚みたいに死にまくりそうですかね?」

晩夏の風がとても生臭かった。

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