北極茶釜:狸沼(たぬま)のブログ

日記・時事問題、自作小説(R指定?)。/「もえるあじあ」「保守速報」や「余命~」とかをよく見てますw

黒犬ヘル急便 20.心の持ちようで

その日、靖国の境内に優秀な変態()がいた。

「ふー、ぐぬふー! 撃ってみろ、刺してみろ! 先輩ー、自分もじきにそっち行きますよー」

通称は髭の隊長、元自衛官の国会議員である。憧れの先輩(英霊)たちの前で張り切って、いいところ見せたくて必死。
もしも自分が反日過激派に襲撃でもされたら、それを口実に強硬措置できると企んでいるような危ない人である。目を血走らせて股間を勃起させてたたずんでいる変態軍人になんか、敵だって関わりあいになりたくあるまい。あまりにも分かりやすすぎて誰も釣れないのだが、職業柄の脳筋だから仕方がない。
これは「余命三年時事日記」でも指摘されていることだが、旧日本軍には一般的な「全滅の条件や定義」が通用しない異常な軍団であったらしい。なぜなら普通の国の軍隊は、何割か殺されると逃げ出して総崩れになるのだが、日本人は病的に真面目なので簡単には戦線崩壊しなかった事情があるのだとか。

そんなところへ黒犬長老がやってきてニヤッと笑いかける。

「よう、若いの! 鼻垂れ小僧も立派になったな!」

 

彼もまたある意味では「先輩」であった(ヘル急便などの後進を指導中の長老)。

ちなみにしばしば漫画のモデルとしてコミカルで愛嬌がある存在に描かれるのは、あくまでも「味方・身内(当時の日本兵・日本人)の視点からの主観による認識」でしかない。戦時中の彼(黒犬長老)は敵からすれば「遭遇=死」を意味する「出会ってはいけない」理不尽でマッチョな犬系モンスターであった(もっとも、南京などで駐在中は「信用できる番犬」として現地の中国人などからも親しまれていたようだが……)。

 

      *  *  *

 

炎と熱気の渦巻く中で、東条とホン(洪)、それに大川周明北一輝や朴チョンヒなどがタオル一枚で汗を流している。
「いやー、熱いですな」
「うん、まったく」

そこは地獄の二丁目。いかに愛国者であったとはいえ、あまりにも大失敗したりやり過ぎたために、流石に「浄土が浜」直行とはいかなかったらしい(実際、それでは本人たちも釈然としないだろう)。
しかし本人たちはサウナ風呂のノリであった。腹がすわっているし、何よりも「納得している」ので、修行と割りきって楽しんでいるふうでもある。拷問用の強い酒を回し飲んで口から火を吹きながら、「死なせた部下どもは浄土が浜でバカンスか」「こっちはこっちで楽しもう」などと軽口を叩いて笑っている。

 

そこへ牛頭馬頭がやってくる。

「よう、あんさんら。氷山が製氷中だから、二日後にしてくれと言ってやってくれ」

「うん、わかった。また真剣白羽どりの練習に付き合ってくれたまえよ。切腹になってしまうが、もう少しで調子がつかめそうなんだ」

「ようやるわ。普通は怖がって逃げるんやで」

馬頭羅刹(裏家業は馬頭観音)は隣に座っていななき笑って喋っている。東条は最近では「真剣白羽どり」の研究に凝っていて、牛頭や馬頭に刀で斬りつけられるのを素手でつかもうとして真っ二つになるのが日課である。しょせんは天国も地獄も心の中にあり、何事も気の持ちようであるというのは一面の真理ではあるのだろう。

 

「君らも一風呂浴びるかね。というか、まあ飲めよ」

プロレス仲間の牛頭に酒を勧めるホン(洪)中将は朝鮮の貴族で、東条と一緒に失敗の責任をとるために絞首された人物。戦前や戦時中の朝鮮は、ヨーロッパのスペインやオーストリアに近い立場で、日本の従犯のようなものだった。

 

なお、彼らには特別任務があって、それは「地獄の氷を出荷用に切り出す」こと。

なぜならば定期的に昭和天皇ルーズベルトの運営するボランティア組織のトラックが取りに来て、浄土ヶ浜やパラディソ園に「恩賜の氷」として、かき氷や飲み物用に配送するからである。お二方は「計画倒れした理想主義者」として責任を感じて、ボランティアに精を出しているとか(大東亜共栄圏アジア諸国開放をやろうとして失敗したり、国際連盟民族自決をやろうとして上手くいかず、かえって一部地域で紛争を激化させてしまったり、不成功で裏目に出た善意の無念さで思うところがあったようだ)。

ちなみに五十六さんはそっちの従業員になっているようである。それでたまに地獄のもっと深い場所(四丁目)にいるナチス親衛隊やヒットラーにも、余った分を旧知のよしみで届けてやるのだとか。

 

 

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