北極茶釜(再度に逃亡w)

西洋史エッセイ、コントと寓話、時事問題など

暴君談義の補足、退役兵システムとローマ軍の​黄昏(古代ローマ帝国の話題9)

去年の終わりにしばしばネタにしていた古代ローマ帝国の話題の補足な与太話になります。
それは「三世代説」について考察する中で「はたして世代交代による単純な堕落だけが原因か?」「無自覚に欠陥や偏りや盲点が助長されて失敗するのでないのか」「長所による自滅もしばしばあるのでないか」などと考えていく中で、一般には暗君とされる皇帝コモドゥスは案外に賢かったんじゃないのか(疑惑)とか。
その「コモドゥス賢帝疑惑」検証の一環に塩野七生ローマ史本の五賢帝の時代の部分なんかを読んでみたりもしたわけです。一般に暴君代表とされるネロも外交ではそこそこ上手かった説が出ていましたし、別の巻(未読だが)の能書き(帯)を見ていたら(評判の悪い)ドミティアヌスも(元老院と仲が悪かっただけで)実際は実力派だったとか。
どうも元老院(当時の議会と言論界みたいなもの)との関係の悪さ(や暗殺など)が後世の悪評につながりやすい様子。二代目皇帝(帝政元首)ティベリウスなんかも、歴史家タキトゥス(元老院議員だった)はボロクソに貶していましたが、昔何かの歴史本で「軍事の天才」という話をチラッと読みましたし、読んだ塩野本でも有能だった説が少し出ていました。
今どきの日本の国会やマスコミの酷さを考えれば、ローマ皇帝の後世の評価の良し悪しに元老院のエゴが反映していてもおかしくないでしょう。日本を守ろうとした安倍に(反日左翼と在日利権まみれの)マスコミや国賊野党や腐敗議員がどういう仕打ちをしたか。

      *   *   *

シリーズ記事の8で、古代ローマの「コンスラーリス」方式(と呼びうる)「経験者を量産キープして全体のレベル」を底上げするやり方と慣習について書いた。これは実は元老院だけではなくて、防衛前線エリアの軍隊でも似たような(やや違うか?)ことをやっていたらしい。いずれも塩野七生「賢帝の世紀」からの話題なので、詳細はそちらをご覧になって下さい。
事のあらましだけ簡単に書くと、古代ローマの軍隊は基地のすぐ近くに、引退した兵士たちの町を作っていたという事例。一般の兵士としては引退が四十前後であるために、緊急時には十分に予備戦力にもなったようである。しかもローマ軍の軍務は戦うことだけでなく、公共インフラ整備や補修をやる公務員みたいな面もあったようで、退役後には技能を活かして民間で活躍していたようである(自治体の議員や職員などになることもあったようだ)。
ただし、この帝国前期のローマ軍システムは、コモドゥス暗殺後の内戦のあとに上手く機能しなくなってしまう(詳細は塩野ローマ史「終わりの始まり」を参照のこと)。
なぜならセウェルスが軍の給料を上げすぎ、待遇を改善しすぎたの裏目に出たようだ。それまでのローマ軍人は文武や官民での人材流動性があって、孤立した存在ではなかった(軍人が固定された身分でなく、政治家や文民官吏や民間に軍の経験者が普通にいた)のだが、その後には悪い意味で軍ばつ化が促進されることになる(共和制元首の建前すら崩壊して、軍事独裁や君主制的な傾向を強め、帝国世界そのものが変質していく)。それまでにも傾向や余地や予兆はあったのだが、巨大化した帝国を維持するために軍事力に依存し、しかも兵士の多くが属州の「ローマ化した外国人」で本土の形骸化が進んでいた末路でもあった
これは昭和の軍乱とも似ているけれども、「文」が腐敗して役に立たなかったために「武」とのバランスが保てなかった一面があるのだろう(しかも決起の結果に有為な政治家を誤って殺し、早まった有望な善意の若手将校が刑死してしまったり、最後は共産勢力の「敗戦革命」工作に乗せられて大暴走するなど、悪循環が相次いだ)
ましてや今の日本の政治や言論(その外にも司法や経済や文化)は反日利権と在日や帰化外国人のマフィア勢力に牛耳られているのだから、ほとんど問題外だろう。幸いにも一部政治家や官庁の文人吏などのまともな人らが頑張っているようではあるが、それだけでは限界があり、最後は軍(自衛隊)で始末するしかないのが現状だと思われる。ゆえに文武のバランスのためには愛国政治家や警察(つまり文民)なども積極的に関与し、与党の腐敗政治家や赤色司法などは警察が責任を持って処刑するべきだろう(自衛隊に丸投げに全てを押しつければ、クーデターの汚名を着せることになる)。一般の国民としても理解や協力するのが望ましいし、なんなら民間の護国有志と愛国者で手近な反日集団施設の打ち壊しなどやるくらいは許されて良いのでないだろうか(国を挙げた超法規的措置の責任は、国民皆で分かち合うのが良いだろう)